筋肉を鍛えることで得られる効果とは
筋トレを行えば、主要な筋トレ効果である「筋肥大」と「筋力アップ」が基礎となり、
一般的にイメージされているような、さまざまなメリットへとつながっていきます。
スポーツにおけるパワーやスピードの向上、シェイプアップ、健康増進といったメリットを享受するうえで、
筋トレは非常に効率的なトレーニングであり、他の運動と比べても、短時間で大きな効果が得られる方法といえます。
筋トレのメリットとは!
- スポーツにおけるパワー、スピードが向上する
- 食べても太りにくい身体になる
- 健康的に身体が若返る
- メリハリのあるナイスボディが手に入る
筋トレのメリット①
筋トレのメリットスポーツにおけるパワー、スピードが向上する
筋肥大によって筋力が向上すれば、スポーツ時の筋出力も向上し、競技力のアップにつながります。
身体を動かすエンジンとしての筋肉の能力は、原則としてその「大きさ」によって決まるため、
細い筋肉のまま筋出力を大きく向上させることは、生理学的に難しいといえるでしょう。
例外的に、筋肉の大きさはそのままに、筋出力が向上するケースもあります。
筋肥大によって筋力が向上すれば、スポーツ時の筋出力も向上し、競技力のアップにつながります。
身体を動かすエンジンとしての筋肉の能力は、原則としてその「大きさ」によって決まるため、
細い筋肉のまま筋出力を大きく向上させることは、生理学的に難しいといえるでしょう。
例外的に、筋肉の大きさはそのままに、筋出力が向上するケースもあります
筋トレのメリット食べても太りにくい身体になる
筋トレによって筋肉を鍛えることで、脂肪が落ちやすく、太りにくい身体になります。
つまり、筋トレは筋肉を太くする効果があるだけでなく、ダイエットの有効な手段でもあるのです。
人間は、日常生活で特別な運動をしなくても、自然にエネルギーを消費しています。
この消費エネルギーを「基礎代謝」と呼び、その量は成人男性で1500強、成人女性で1200弱におよびます。
日常の運動量が平均的な人の場合、基礎代謝量は全エネルギー消費量の約60%に相当するため、かなりのエネルギーが
知らず知らずのうちに消費されているのです。この基礎代謝は、筋トレによって増加させることが可能です。
全身の筋トレを3カ月間実施した研究によると、基礎代謝量は概ね100程度増加するという結果が得られています。
礎代謝でこれだけのエネルギーが毎日余分に消費されるようになるため、
体脂肪減少に対する筋トレのメリットは、かなり高いといえるでしょう。
この実験における約100の増加分には、筋肉量の増加(約2kg)だけでなく、
体脂肪率が低下したことで、体重当たりの基礎代謝率が増加したことも影響しています。
つまり、筋トレによる「筋肉量増加」と「代謝率増加」という二つの効果が重なることで、
基礎代謝量の増加につながったと考えられます。
筋トレのメリット健康的に身体が若返る
筋トレは、姿勢の矯正や腰痛、肩コリなどの改善にもつながります。
さらに、糖の代謝能力を改善することで糖尿病の予防にも効果的であると考えられており、
健康面でもさまざまなメリットをもたらすのです。
また、筋トレを継続すれば、活き活きとした身体に若返ります。筋トレは成長ホルモンやテストステロンなどいくつかのホルモン分泌を促進します。
これらのホルモンには体を若返らせる作用があり、筋肉量増加から脂肪分解、細胞の成長促進、免疫力の向上、さらには精神的活力や精力を上げる働きまであるのです。筋トレこそが「天然の若返り薬」といえるでしょう。
筋トレのメリットメリハリのあるナイスボディが手に入る
筋トレは、メリハリあるナイスボディへの近道でもあります。
極端にマッチョな体は例外として、美しいボディラインには、適度にバランスよくついた筋肉が欠かせません。
男女を問わず、シャツやスーツを格好良く着こなすためにも、筋トレは不可欠といえるでしょう。
筋肉をつけず、ただ体脂肪を落とすだけでは見た目に格好良い体にはなりません。
スタイル改善=ダイエットというイメージがありますが、ただ痩せるだけでは、メリハリのあるボディは手に入らないのです。
有酸素運動はダイエットなどには有効ですが、筋肉をつける効果はほとんど期待できません。
ナイスボディの土台となる筋肉を直接的かつ効率的につける方法こそが、筋トレなのです。
実際、ハリウッド俳優やサッカー選手のスタイルが格好良いのは、日本人と比べて頭が小さく、
手足が長いといったことも関係していますが、何より筋トレで筋肉をしっかりつけていることが大きな理由です。
筋トレによるボディメイクは、最高のオシャレでもあるのです。
筋肥大のしくみ筋肉はストレスに適応して太くなる
人間の身体には、ストレスが加わるとそれに耐えられるように適応する能力が備わっています。
骨は繰り返し衝撃を受けると硬くなり、心肺能力は何度も持久走を行えば向上します。
それらと同様に、筋肉も大きなストレス(負荷)が繰り返しかかると、そのストレスに適応して発達します。
筋肉が太くなることで、筋肉の断面積に比例する筋力も向上するため、「大きな負荷」というストレスにも適応できるようになるのです。
これが「筋肥大」の基本的なメカニズムとなります。
筋トレは筋肉に肥大のシグナルを送る作業
筋トレとは、筋肉に太くなる必要性を感じさせるストレスを与えることで、肥大の適応を誘発する作業であり、
その筋肥大を誘発するストレスにはいくつかの要素があります。実際に筋トレを行うと、これらが複合的に絡み合うことで、
最終的に筋肥大へとつながっていきます。
筋肥大を引き起こすストレスの種類筋張力の発揮
筋肉が大きな張力(筋力)を発揮すると、それがストレスとなって、筋肉を肥大させるシグナルを送ります。
逆に、筋肉にストレスがかからない環境では、筋肉が細くなっていきます。これは無重力空間で生活する宇宙飛行士の筋肉が、
著しく細くなってしまうことからもわかるでしょう。大きな負荷が筋肥大につながる要因として、速筋線維の動員が考えられます。
筋線維は、瞬発系の「速筋」と持久系の「遅筋」とに分けられますが、速筋の方が肥大しやすく、
これをいかに刺激するかが筋肥大のポイントとなります。人間の身体は、力を出すときに遅筋から順番に動員する仕組みとなっているため、
速筋を刺激するためには、大きな負荷が必要となるわけです。
大きな負荷に対する筋収縮によって、筋肉には微細な損傷が生じます。
この損傷も筋肥大を促すシグナルとなります。これは損傷によって起きる免疫反応などを経て、
筋線維のもととなるサテライト細胞の増殖が促されるためです。また、筋肉の損傷は筋肉痛を引き起こします。
筋肉痛が起きているときは、「筋肉が損傷して筋肥大が促されている状態」と考えていいでしょう。
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